ロータリークラブって何?
(会員同士の親睦を深め、自己啓発を進めながら、自分の職業を通じて世界や各地域に奉仕することを目指しています)
ロータリーの歴史と規模
20世紀初頭、シカゴで弁護士をしていたポール・ハリスが当時の社会経済発展の陰で商業道徳が欠如していることに堪えかね「お互いに信頼できる公正な取引を行い、仕事上の付き合いが親友関係に発展するような仲間を増やしたい」との趣旨で友人達とロータリークラブを考えた結果、1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生したのです。ロータリーとは各自の事務所を持ち回りで開いたことから名付けられました。
現在の規模は200以上の国と地域で、クラブ数はおよそ3万3千 会員数は121万人を超えています。(2007年12月現在)。
日本では、1920年10月20日に創立された東京ロータリークラブが最初で現状規模はクラブ数 2,261 会員数 89,214人となっています。(2017年10月)。
ロータリーの活動内容
以下の5つの活動を中心としています。1.クラブ奉仕
クラブ機能を充実させるために、会員が取るべき行動に関わるものでありクラブ全体の運営・調和を図る役割を持つ。2.職業奉仕
事業および専門職務の道徳的水準を高め、あらゆる職業に携わる中で奉仕の理想を生かしていく。この理想を具現化するためのチェックポイントの機能を果たしているのが以下の「四つのテスト」である。(言動はこれに照らしてから)
1.真実かどうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか
3.社会奉仕
クラブの所在地域に居住する人々の生活の質を高めるために会員が行うさまざまな取組から成る。4.国際奉仕
海外の人々とその文化や習慣、功績、願い、問題に対する認識を培うことによって、国際理解、親善、平和を推進するために会員が行う活動。5.青少年奉仕
奉仕の第5部門である新世代奉仕は、指導力養成活動、社会奉仕プロジェクトおよび国際奉仕プロジェクトへの参加、世界平和と異文化の理解を深め育む交換プログラムを通じて、青少年ならびに若者によって、好ましい変化がもたらされることを認識するものである。例会
ロータリークラブは通常毎週「例会」を開いています。例会の構成は前半がクラブとしての活動報告や連絡事項、後半は「卓話」と呼ばれる会員及びゲストによる講演(約30分)が有ります。この卓話はロータリークラブ活動の特色の一つですが、貴重な自己研鑽にもなります。
この他にも会員及び家族を交えた「家族例会」や「レクリエーション」等も活発に行い親睦を深めています。
ロータリーの理念
ロータリーの目的
ロータリーの目的は、意義ある事業の基礎として奉仕の理念を奨励し、これを育むことにある。具体的には、次の各項を奨励することにある。
第1 知り合いを広めることによって奉仕の機会とすること。
第2 職業上の高い倫理基準を保ち、役立つ仕事はすべて価値あるものと認識し、
社会に奉仕する機会としてロータリアン各自の職業を高潔なものにすること。
第3 ロータリアン一人一人が、個人として、また事業及び社会生活において、日々、
奉仕の理念を実践すること。
第4 奉仕の理念で結ばれた職業人が、世界的ネットワークを通じて、国際理解、
親善、平和を推進すること。
(付記)「ロータリーの目的」の4つの項目は、等しく重要な意味を持ち、また同時に行動を起こさなければならないものであるということで、RI理事会の意見が一致した。
(ロータリー章典 26.020)
四つのテスト
The 4-Way Test link言動はこれに照らしてから
1.真実かどうか
2.みんなに公平か
3.好意と友情を深めるか
4.みんなのためになるかどうか